ふくらはぎに太さがあると、細いジーンズが綺麗に履けなかったり、スカートからでる脚にコンプレックスを感じる場合があります。また、マッサージで細くしようとしてもなかなか細くならなかったり、運動をしても筋肉がついて逆に太く見えたりと難しい部分です。ふくらはぎの形成をすると、スラっと細いピンヒールが似合う脚になります。
ふくらはぎスリム形成術とは、ふくらはぎの神経を切断もしくは特異的に処理してふくらはぎを細くする施術です。ヒラメ筋が発達しているタイプの方は、筋肉を融解・変性し筋肉を細くするMAB法があります。
ふくらはぎの神経を切断する方法は、オープン法とよばれます。膝裏を3~4cm程度切開し、ふくらはぎの内側が膨らんでいるタイプは内側の腓腹筋の神経、外側が張り出しているタイプは外側の腓腹筋かヒラメ筋の神経を切断する手術です。
一方、ふくらはぎの神経を特異的に処理する方法は、クローズ法とよばれます。メスを使って切開することなく、ラジオ波で神経処理をします。
MAB法は、高度先進医療としてジストニアや麻痺など、極限られた病気に対して大学等で行われる筋肉注射で、フェノール、エタノールを筋肉に注射し委縮・融解・瘢痕化する治療法です。
ふくらはぎスリム形成をすると、ふくらはぎの張りがなくなり細くて綺麗な脚になります。美脚になると、ミニスカートやショートパンツなどもバランスよく履けるようになるため、全身のスリムアップが可能です。オープン法、クローズ法、MAB法のどれが適切かは医師との相談のもと決定します。
Before
After
【施術名】腓腹筋神経切断術(ふくらはぎスリム形成術 オープン法)、ふくらはぎ脂肪吸引
【リスク・副作用】
感染,内出血,腫れ,走りづらくなる可能性,微妙な左右不対称,知覚障害,凸凹,引き攣れ,後戻り 等
クリニックによってふくらはぎの形成術はさまざまですが、しらゆりメディカルクリニックではオープン法、クローズ法、MAB法があります。
オープン法は、ふくらはぎにある3つの大きな筋肉のうちいずれかの神経を切断する手術です。神経が切断された筋肉は、3~6ヶ月程度かけて萎縮するため脚痩せ効果が期待できます。萎縮する量には個人差がありますが、確実に神経を切断するためリバウンドなどはありません。
クローズ法やMAB法は、切開が不要なため傷跡が残りません。また、機能障害など副作用の心配がほとんどないといわれており、リバウンドも少ない手術です。
手術の方法や、どの神経を処理するかによって効果の出方が異なります。足の美しさは細さだけではなく、形も大切になってきます。当院では、患者様それぞれに適切な手術方法を選択し、期待する効果がでるように行っています。
ふくらはぎスリム形成術は、以下の流れで行います。
1
手術する部分を確認し、患者様のご希望をお伺いします。
2
オープン法クローズ法では麻酔を行います。手術中は麻酔が効いているため、痛みはほとんど感じません。
3
オープン法の場合、ひざ裏を3~4cm程度切開し腓腹筋もしくはヒラメ筋の神経を切断します。最後に縫合して終了です。クローズ法の場合、ラジオ波をあてふくらはぎの神経を特異的に処理します。MAB法の場合、2~3週間おきに4回程度、ヒラメ筋に注射します。
4
入院の必要はありません。状態をみて、医師の了解を得たらご帰宅です。
オープン法の場合、約1~1時間半です。クローズ法・MAB法の場合、約30分です。患者様の症状や手術方法などによって個人差があります。
オープン法の場合、術後数週間は手術部分に違和感があるケースがあります。3~6ヶ月程度経つと脚の筋肉が痩せてきます。クローズ法の場合、ダウンタイムの腫れや痛みはほとんどありません。MAB法の場合、注射後数日に軽い痛みや腫れ、ツッパリ感が出るケースがあります。
効果の持続は、最後の注射より3~6ヶ月です。最後の注射の2週間後よりマッサージを行うと、より早く効果が発現します。
脂肪吸引によりふくらはぎを細くします。脚全体を細くするために、太ももの脂肪吸引とセットで施術される患者さまも多くいらっしゃいます。症例については、以下も合わせてご参照ください。
ボツリヌス毒素注射をすると、筋肉を萎縮させて足を細くする効果があります。
足の「腓腹筋」や「ヒラメ筋」へ注射します。
筋肉が比較的多めな方や、手術不要で手軽に足を細くしたい方へおススメです。
【リスク・副作用】腫れ、赤み、痛みを感じる可能性がございます。